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7月は雨が多く、涼しい日が続き
沖縄を除いて、多くの地域で8月に梅雨明けする
という、例年より1~2週間梅雨の期間が長引いたようです。
梅雨明け直後に急増するものとは?
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実は梅雨明け後に熱中症患者が増えやすいことをご存知でしょうか。
梅雨時期の涼しさが続いて、身体がまだ暑さに慣れていないのに
急に暑くなるので、対処し切れず
熱中症になりやすいということで、注意が必要です。
急な暑さに身体を順応させるために
「暑熱順化」という、
身体を暑さに徐々に慣らす期間を設けることが重要です。
暑熱順化とは?
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身体が暑さに慣れるとは、どういうことでしょうか?
要するに、上手に汗がかけるようになるということです。
身体が寒さに慣れている冬場などは、
運動しても汗をかきにくく、
体温が上昇してしまう傾向があるようです。
暑さに慣れて、上手に汗がかけるようになると、
汗の蒸発により、体温が上昇するのを
抑えることができます。
暑熱順化は、体力レベルや発汗の能力など
人によって順応する期間が異なりますが、
暑熱環境にさらされて5~6日目には
体温、快適感、相対的心拍数が改善するという
実験データがあるようです。
このような、暑熱順化や
熱中症について、環境省が詳しく解説している
ガイドブックが公開されています。
夏季のイベントにおける熱中症対策ガイドライン2020(環境省)
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/gline/heatillness_guideline_full.pdf
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暑熱順化させていくために、
2週間くらいかけて、毎日30分程度のウォーキングや
軽いジョギングなどで、
汗をかく時間をつくって、
少しずつ暑さに慣れていくのが良いようです。
運動でなくても、入浴など
発汗作用のある行為で、
汗をかく体にしていくことで
暑熱順化させていくこともできるようです。
梅雨明け直後は、体力に自信がある人でも、
まだ暑さに慣れてないかもしれない、
という意識で、慎重に過ごすことが大事だと思います。
今年は特に気をつけたい
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特に、今年は気をつけたいのが、
コロナ禍での在宅ワークや、外出自粛など
インドアで大人しく過ごしてきたことで、
体力が低下していたり、平年より暑さに慣れていない
可能性があります。そして、
まさかの、「真夏にマスクをする事態」になっています。
顔の半分がマスクで覆われてしまうと、
かなり熱がこもります。
私も梅雨明け直後の猛暑日に、
マスクをしてランニングしてみましたが、
走り出してすぐ、あっという間に汗がふき出してきて、
その後かなり息苦しさを感じたので、
ちょっと熱中症の手前なのかなと思い、
いつもの半分くらいの距離で
ランニングを早めに切り上げました。
「3とる」といわれていますが、
他者との距離、マスク、水分
この3つをこまめに取ることを
忘れずにやっていきましょう。