2020年の夏を振り返る
2020年の夏は、新型コロナ禍からの
長い梅雨で、豪雨災害なども起こり、
そこからの猛暑で、厳しい気候だったと
印象に残っています。
少しずつ涼しくなり、季節の変わり目に
なりましたが、この夏の気候を振り返ってみましょう。
北半球は史上最も暑い夏に
https://news.yahoo.co.jp/articles/194469b487160b7c0bb397be1005d9aeac67033a
ヤフージャパンニュース 北半球はこの夏、史上最も暑かった WMOとNOAAが発表
まず北半球については、
世界気象機関(WMO)と米海洋大気局(NOAA)が
観測史上最も暑い夏だったと認めています。
今年6~8月の北半球の気温が20世紀の平均を
1.17℃上回ったそうです。1.17℃というと大したことが
無さそうに思えるかもしれませんが、地球規模で全体で
上がっていることを考えると、小さくは無いように思えます。
日本の今夏は?
そして、以前このブログでもお伝えしたように、
日本でも最高気温の記録更新が相次ぎました。
静岡県浜松市の41.1℃など、この夏
日本の最高気温が更新されました。
自分もしばらくの間、昼も夜もエアコンを
ずっとつけっぱなしでいたことを思い出します。
こういった厳しい暑さが、地球規模で
厳しくなっていこうとしていることは、
とても恐ろしいことです。
何とかしなければなりません。
地球温暖化とセットで語られるのが、
森林伐採ですが、いわゆる温室効果ガス、CO2を
吸収してくれる役割の森林がどんどん減っている
ことが危惧されています。
そんな中、米国の大規模森林火災が連日のように
報道されていました。
米国の大規模な森林火災
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63893240W0A910C2000000/
日本経済新聞 世界の大気汚染、米西海岸が最も深刻に 山火事で
スイスの空気清浄機メーカー、IQエアーの調べで、
大気汚染の指数が100を超えると健康被害の
可能性が高まるといわれる中で、
9月15日正午時点でトップはポートランドの指数(276)。
2位はカナダのバンクーバーの指数(164)。
4位にワシントン州シアトルの指数(157)が入り、
5位に入ったインドのデリーや、
15位の中国・上海を上回ったということです。
ちなみに2019年の平均ではインド、中国、パキスタン
の都市がトップ10を占めていたので、
米国西海岸、ひいてはカナダのバンクーバーまでが、
それらを上回る大気汚染の被害にあっているということです。
米トランプ大統領は、山火事と地球温暖化の
関連を認めていないようですが、
地球温暖化が山火事の被害を甚大化している
という指摘もあり、煙で日光が遮られ、
一面オレンジ色の空模様という異様な光景は
とても恐ろしいインパクトがありました。
カリフォルニア州各地での山火事では、あわせて1万2700㎢以上、
東京都のおよそ5.8倍の面積が焼失したというから
その被害の大きさがうかがい知れます。
南半球でも
また、南半球のオーストラリアでも
温暖化の影響が取り上げられています。
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/200924/mcb2009241500023-n1.htm
サンケイビズ 道路が溶ける話題が定番に…熱波がシドニー居住難に拍車
記事によるとシドニーの西側の郊外では
夏になると50℃にせまる暑さになり、
道路が溶けてしまうほどだということです。
人口が増えていくことが予測されるシドニーで
その西側エリアを有効に活用したいのに、
夏場は暑くて人が住める環境ではないという問題が
これから顕在化してくるかもしれないことが指摘されています。
負のスパイラルを加速させないように
他にも、北極圏の永久凍土が溶けだしたり、
地球温暖化の影響と思われる事象は、
地球のあちこちで起こっています。
気温が上がることによって、山火事や永久凍土溶解などを
起こし、そのことが更なる地球環境悪化を引き起こしてしまうという
負のスパイラルを引き起こしているようにも思えます。
個人にやれることは限られていますが、
少しでもこういった環境悪化を抑制できるように
意識を持つことだけはしていきたいです。
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2020年夏の気象を気になるニュースから総括してみました。
北半球は、史上最も暑い夏となり、
日本の各地でも最高気温を更新するという
猛暑になりました。
そして米国の大規模な森林火災は大気汚染を引き起こし、
東京都の5.8倍もの面積を焼失しました。
南半球のオーストラリアでも夏に道路が溶けてしまう
話題が定番化し、地球温暖化の影響と思われる
異常気象というか、自然災害の例は
地球のあちこちで起きています。
地球温暖化が自然災害を生み、
それがまた地球環境を悪化させるという
負のスパイラルを加速させないよう、
環境問題への意識を高めていきたいと思います。