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Go To Eatは飲食店を助けるか

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Go To Eatキャンペーンの事業概要

農林水産省が中心となって、飲食店を支援する

Go To Eat(イート)キャンペーンですが、

飲食店を支援することで、その背後にいる、

食材の供給者、農林水産業者の支援ということに

つながってくるということなのでしょう。

その事業概要としては2種類あり、

①登録飲食店で使えるプレミアム食事券の発行

②オンライン飲食予約の利用によるポイント付与

となっています。

2種類に共通して言えることは、

感染症対策として、手指の消毒液の用意や

徹底した換気、ソーシャルディスタンスなどの

実施のような条件を満たした飲食店が、

キャンペーンに参加申請する必要があるということ。

食事券もポイント付与も、買えるのが2021年1月末まで、

そしてその利用期限が2021年3月末までと

現時点(2020年10月5日)では期限があります。

①の食事券は25%の割引が受けられ、

②のポイント付与は、朝昼が500ポイントで、

夕方(15時)からは1000ポイントが付与されることになります。

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プレミアム食事券の購入方法

それにしても、農林水産省の「Go To Eatキャンペーン」

のサイトを読んでみても、具体的にどう活用するのか

ちょっと分かりにくいという印象を受けます。

例えば、プレミアム食事券の場合、

東京都民が東京都の飲食店でどうすればいいのか

よく分かりませんでした。

お隣の埼玉県について

Go To Eatキャンペーン 埼玉県事務局のサイト

を見ると、埼玉県のGo To Eatキャンペーン事務局は

JTBとなっており、プレミアム食事券の発売は

全国のファミリーマートとなっています。

そしてどうやら、事前に事務局ホームページから

個人情報などを入力して、食事券を申し込む必要があり、

申し込みが完了すると13桁の引き換え番号がメールでもらえるので、

それをもって、ファミリーマートの店頭端末の

ファミポートを操作して、13桁の引き換え番号などを

入力すると、そこで食事券を購入できるようです。

https://saitama-goto-eat.com/howto.html#plfooter

埼玉県 Go To Eatキャンペーン 購入方法より

ユーザーの利便性が考えられているか?

食事券購入を選ぶ人というのは、

どちらかというと、オンライン予約などの

ウェブ上の操作が苦手な人が多いように思うの

ですが、そういう人たちのことを考えると、

食事券の購入までが煩雑なように思えます。

自治体ごとに、または担当事業者ごとにやり方が

異なるのかもしれませんが、個人情報を登録

させたり、複雑な申し込み手続きをしてまで、

食事代の25%割引を多くの人がやりたいと思えるか

ということが重要になると思います。

さらに、食事券が500円と1000円の券しかない

ので、おつりがもらえないようです。

ランチ750円を1000円のチケットで食べて、

おつりはもらえませんとなると、

全然お得にならないということでしょうか?

まあ、500円券と現金250円で払うなど、

計画的にうまく使い切ることが大事ですね。

果たして盛り上がってくれるでしょうか?

オンライン飲食予約によるポイント付与

そして、オンライン飲食予約によるポイント付与の場合、

指定された予約サイト経由で対象となる行きたいお店を

予約してから来店すれば、一回につきランチなら500円、

ディナーなら1000円分のポイントがもらえます。

もらったポイントを使う為には、後日同じ予約サイトから

対象となる行きたいお店を予約した上で来店し、

そこで初めて付与されたポイント分を割引きしてもらえます。

そしてまた、次回以降に使えるポイントを付与される、

という形になります。 気をつけたいのが、

必ず指定サイトから事前予約しないと、ポイントをもらったり、

使うこともできないようですね。

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担当事業者もおいしい

そして、指定された予約サイトには、

飲食店から、来店客一人あたりおよそ50~200円の

送客手数料というものが支払われるようです。

これは、薄利で頑張る低価格の飲食店にとっては

意外にキツイかもしれませんね。

そしてこれらのキャンペーンの予算についてですが、

Go Toキャンペーン事業全体で、1兆6794億円もの

予算が確保されており、

「Go Toトラベル」や、「Go Toイベント」、「Go To商店街」

などにも使われることになります。

その中で、Go To Eatキャンペーンには、

プレミアム食事券と、オンライン飲食予約でのポイント付与

がそれぞれ、767億円ずつ給付金が出されるようです。

全体の金額からすると、ちょっと小規模にし過ぎではないか、

という印象を持ちます。 どうせやるなら、25%引きといった

最初から買うつもりなら活用したいキャンペーンというより、

しっかり予算をかけて、50%引き位まで思い切っていけば、

普段行かないお店にまで積極的に行ってみたいと

思えるのではないでしょうか? 

現状では、担当事業者は確実に儲かる仕組になっているものの、

本当の意味でにユーザーの利便性が高いのか?

不振に苦しむ飲食店を最も効果的に支援できるものになっているのか?

あらゆる飲食店が参加できる公平な方法なのか?

そういう視点で考えると、首をかしげてしまいます。

食事券とポイント付与の併用もできる?

ユーザー側としてこの仕組みを最大限に

活用するには、食事券で25%引きをしながら、

予約サイト経由で予約して、

ランチなら500円分、ディナーなら1000円分の

ポイントをゲットするのが賢いでしょう。

利用する飲食店が、両方のキャンペーンに

参加していれば、併用できるようですし、

自治体によっては、国の割引にさらに

お得な特典を加えるという取り組みもあるようなので、

是非そのあたりを事前に下調べした上で、

お得に飲食店を支援しましょう。

イギリスの支援策「イートアウト・ヘルプアウト」とは

海外でも、新型コロナ禍で、飲食店を支援する

動きがあります。その中でもイギリスの

「イートアウト・to・ヘルプアウト」が

よく取り上げられています。

要するに、「外食して飲食店を助けよう」という

キャンペーンなのですが、割引率は、

10ポンド(約1400円)まで50%引きになります。

ただし、8月3日~8月末までの1か月間限定で、

月・火・水曜日だけ、アルコールは除くキャンペーンでした。

そして、好評だったのは50%という割引率で、

これなら、普段手が出せなかったレストランにも

行ってみようと、消費者の意欲がそそられます。

もう一点、このキャンペーンは、7月8日に発表され、

1ヶ月も経たないうちに8月3日からスタートしました。

このスピード感は、業者丸投げではなく、

非常にシンプルな仕組にしたから実現できたのではないでしょうか。

要するに、参加する飲食店は、期間中の対象となる

売上分をお客様に割引きして、その内訳を政府に

報告すれば、後から還付金がもらえるという

一連の流れを偽装できないようにすればいいのです。

シンプル・イズ・ベスト

少なくともおつりの出ない食事券とか、

即日使えないポイント付与よりは

利用が簡単で、消費者の意欲がかき立てられ、

もっとダイレクトに飲食店を支援することにつながる

優れた施策のような気がします。

消費者だって、外食したいけれど、コロナ禍で、

将来への明るい見通しも無く、財布のひもを引き締めています。

そこを刺激するようなインパクトのある割引をされてはじめて、

どんどん食べに行く消費行動に移れるのだと思います。

その結果、飲食店が支援される、

そういうシンプルな構造が一番良いのではないでしょうか?

我々は、単に割り引かれるから良かったね、ではなく、

その本来の目的や、効果のほどを厳しい目で見ていくべきだと思います。

まとめ

新型コロナ禍での外出自粛から、不振に陥った飲食店の

支援をするために、始まった「Go To Eatキャンペーン」

について、まとめてみました。

プレミアム食事券と、オンライン飲食予約によるポイント付与の

2種類の方法について、それぞれの購入方法があり、

それぞれの担当事業者がいることが分かりました。

調べてみると、コロナ禍で財布のひもが固くなっている

多くの消費者にとって、消費意欲を大いにそそるものかと

いうと、若干の物足りなさを感じてしまいます。

それに対して、イギリスの

「Eat out to Help out」外食して飲食店を助けよう、

のキャンペーンは約1ヶ月、月~水限定、アルコールなし、

10ポンド(約1400円)までなら50%割引という

分かりやすくて意欲をそそられるものでした。

今すぐに助けが必要な飲食店にとっては、

インパクトの低いものをだらだら半年続けるよりも、

インパクトある内容で、短期集中でやってもらった方が、

効果を実感できるでしょうし、政府としても

コストが安く収まるのではないでしょうか?

我々は利用者として、お得なら細かいことはお任せ、

となりがちですが、大事な税金を効果的に使ってもらい、

必要な飲食店をしっかり支えてくれる施策としてもらうべく、

厳しい目でチェックしていく必要があると思います。

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