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寂しいランチタイム
もともと、行列に並んだり、混雑するのが
自分は苦手なので、オフィス街でのランチタイムは
少し時間をずらすなどして、混雑を避けていた
のですが、新型コロナ以降はランチタイムの
混雑にあうことがほとんどなくなりました。
その一方で、自分の勤務先の周辺でおなじみだった、
あの牛丼チェーン店も閉店し、
コーヒーショップも閉店、ファミレスも今月
いっぱいで閉店予定となっています。
もう1年近く新型コロナの感染対策をしてきて、
そして年明けからの緊急事態宣言ときて、
さらにそれが一ヶ月延期となりました。
居酒屋チェーンなど、夜の部は最近は
全然寄り道をしていないので、状況は
分かっていないのですが、さらに大変な
状況になっているのではないでしょうか。
飲食店の閉店傾向
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Foodist 【新型コロナ】飲食店の「閉店傾向」を業態・エリアごとに調査。都心は厳しい状況
上記記事によると、お一人様利用ではなく、
団体・グループ客が利用する中規模・大規模の店舗が
厳しい状況であると、また、1階ではなく、
空中階の店舗が厳しいということです。さらに、
都心でも特に中心部のビジネス立地、商業立地
のエリアが厳しいということを指摘しています。
どうしても、家賃の高額な都心部でもワンコインで
食べれるようなお得なランチなどは、狭い店舗でも、
お客さんが大勢入るようにして、さらに入れ替わりで
何人も回転させることで利益を出しているビジネスモデルです。
いまや牛丼屋のカウンターも、隣の人との仕切りの
アクリル板が設置され、コロナ対策がなされていますし、
店内飲食は避けて、ウーバーイーツなどの宅配を利用
する人も多いでしょう。
新型コロナがいつ収束するのかは分かりませんが、
おそらく、感染者ゼロに殲滅させるというよりは、
インフルエンザのように、毎年冬の風邪の一つとして
気をつけながらしばらく生活していくことになるのだと思います。
アフターコロナの飲食店
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いまや世界中の人が知ることになったコロナですから、
コロナ以前の状態にガラッと戻ることは無いと思います。
夏も含めて一年中マスクをしたままの
生活スタイルを続けるという人もいると思いますし、
人ごみには近づかないという人もいるでしょう。
すると、当然のことながら、飲食店で
カウンター席にぎゅうぎゅう詰めに座らされる
のには抵抗を感じて、避ける人もいるでしょう。
そうなると牛丼一杯ワンコインの500円以下で
食べれるようなビジネスモデルでは、かなり厳しく
なってくるのではないでしょうか?
少しゆったりスペースで食事できるようにして、
その代わりに客単価はもう少しアップするとか。
それでも基本的には都心のランチ激戦区では
お客さんがたくさん入って回転しなければ、
高い土地でランチはやっていけないのだと思います。
コロナ禍で過去最高益を更新するあの企業
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どの外食産業も新型コロナ禍で苦しい中、
過去最高の営業利益を更新したのは、マクドナルドでした。
朝日新聞デジタル 日本マクドナルドが営業最高益 新たな需要の対応が奏功
まさにマクドナルドだけが一人勝ちという状況です。
その理由は3つあります。
1)ドライブスルー
直営店の半数以上にドライブスルーを設置している
マクドナルドですが、コロナの影響下では、
このドライブスルーが大活躍したようです。
並んでいる最中も社内なら他人との接触を
気にすることも無いので使い勝手がいいですね。
2)モバイルオーダー
家や移動中から、スマホでオーダーしておくことで、
店頭に到着する頃にはも商品が出来上がっていて、
これも無駄な待ち時間が減る効率的なIT化ですね。
3)テイクアウト対応
ウーバーイーツも、出前館も、自社スクーター便も
あり、もはや店内でイートインするお客さんが
いなくても十分儲かるかもしれませんね。
上記3つの理由の内、ドライブスルーは
都心部オフィス街ではなかなか見ませんが、
モバイルオーダーや、入口に並ばなくても
来店時間をあらかじめ予約する仕組みは
回転ずしなど、色々な飲食店で採用されており、
お客さんを無駄に待たせたり、待ち人で
混雑をつくったりすることを避けるための
工夫がたくさんあり、ここに学べるヒントが
あるのだと思います。
東京への人口集中に急ブレーキ
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もう一つ、コロナの影響下で
興味深い動きがあります。
東京新聞 東京からの転出者急増、約半数が近隣3県へ コロナでテレワーク普及
東京都は、相変わらず転入超過ではありますが、
転出者数は前年から1万7938人も増えており、
その半数以上が、神奈川、埼玉、千葉の3県へ
転出しているようです。 さらに、東京都は
7月から12月まで6カ月連続で人口が減る
「転出超過」が続いているということで、
東京一極集中に、急ブレーキがかかったということです。
テレワークでオフィスも不要だという考えや
半分~4割くらいにしても大丈夫だという企業も
出てきて、実際に行動に移し始めています。
![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2021/02/無題.jpg)
こういった動きが、一過性のものとなるのか、
人々の価値観が変わり、さらに加速していくのか
しばらく経過を見守りたいと思いますが、
外食産業としてみれば、この動向をいち早くつかんで、
戦略転換をはかりたいところだと思います。
まとめ
自分のオフィスまわりの飲食店が
次々に閉店して、ランチタイムが寂しく
なってきています。
特に、都心の商業立地で安くておいしいランチ
を提供してくれた牛丼チェーンなどは、コロナで
お客さんが減ってしまい、高密度で回転して利益を
稼いでいるビジネスモデル自体が限界なのかも
しれません。 そんな外食産業全体の苦戦を
ものともせずに、過去最高益を更新したのが
マクドナルドです。 ドライブスルー、
スマホを活用したモバイルオーダー、
テイクアウトを、コロナ以前から上手に活用することで、
一人勝ちの状況となっています。
また、東京都から転出する人が増えており、
神奈川、埼玉、千葉の3県へ移転するなど、
東京への人口集中に、急ブレーキがかかっています。
こういった流れが今後どうなっていくのか、
外食産業の戦略にも大きく影響してくると思われます。