幸先詣とは
(さいさきもうで)と読みます。
これは、あえて年始の初詣を避けて、
年末にお参りを済ませるものです。
年末に神様に今年一年の感謝を申し上げて、
新しく迎える年の幸せを先にお願いする。
「幸先の良い年になる」という意味も
かかっているといいます。
自分はいつも初詣と言えば、新年早々からたくさんのお願い事を
ここぞとばかりに長々とお願いしまくっていますが、
これはちょっと神様にも申し訳ないと感じていました。
自分のような者は、お願い事は最低限のほどほどにして、
感謝の気持ちを申し上げることをメインにしてもいいかもしれません。
お参りは心を整える場所
世の中、ストレスに満ち溢れていますので、
現状には満足出来ないこともあるけれど、
理想を言い出したらキリがないし、
自らの努力をすっ飛ばして、他力本願で
神様がどうにかしてくれるというのは、お門違いだと思います。
「足るを知る」ということはとても大事なことです。
今自分を取り巻く全ての事に感謝して、「ありがとうございます」
という心からの気持ちを発することは結構良いことで、
自身の気持ちもスッキリするのではないかと思えてきます。
ある部分では、お参りとは、こんな風に自分と向き合いながら、
心を整える場所なのかもしれません。
そういう意味では、三が日のような大混雑の中では
なかなか気持ちを落ち着けてお参りしにくいかもしれません。
そういう意味でも、数日ずらして年末に済ませるだけで、
大混雑する三が日のような、密も避けられます。
まだちょっと人混みは避けたいなという人も多いと思います。
年末は意外と時間がある?
そして幸先詣を受付けている神社は
来年の授与品も今年の内から受け取れるようです。
なんだかんだと、年始は実家や親戚の集まり、
初売り出しバーゲンなどで忙しく、あっという間に
仕事始めに突入していきます。
自分だけかもしれませんが、意外と年末の12月30~31日は
日中暇にしていたりします。
色んな意味で、幸先詣では効率が良いかもしれません。
年末大掃除を早めに終わらせて、是非幸先詣でに
お出かけしてみてはいかがでしょうか。
幸先詣でを受け付けている神社が以下のサイトで
特集されていました。
https://www.tour.ne.jp/matome/articles/j618/
トラベルコ 初詣、2022年はいつまで?「幸先詣」や「分散参拝」など全国神社のコロナ対策
関東地方では、以下の神社で幸先詣でが
できるようです。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
もしかすると上記以外にも探せばいろいろあるかもしれません。
ご自分のよく行かれる初詣スポットや近所の神社についても、
調べてみたり問い合わせてみると、意外に幸先詣でが
できるかもしれません。
まとめ
年始の初詣を、年が明ける前の年末に
済ませてしまうという「幸先詣」について
取り上げてみました。
今年一年の感謝を申し上げた上で、来年を
幸先良い年にするためにお祈りすることができます。
年始の三が日のような大混雑を避けることも
できて、穴場かもしれません。
幸先詣でを受け付けている神社をお調べの上、
年末の内に幸先詣でをしてはいかがでしょうか。