![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2020/08/usa-1960922_640.jpg)
コロナ禍での明暗
コロナで明暗がくっきり分かれています。
気になるのが、古き良き日本の誇る産業が
苦戦し、新たな時代のビジネスモデルが
台頭するような、新旧世代交代の部分で、
コロナによって新陳代謝が加速されて
いるようなところです。
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3BBRXJ+G23X6A+OFG+674EP)
古き良き日本の産業
![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2020/08/tatemono_department_store.png)
ITmediaオンライン インバウンドは「ゼロ」想定… 赤字相次ぐ百貨店大手、“休業2カ月”の穴は埋まるか
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2007/29/news105.html
三越伊勢丹HDの、2020年4~6月期の連結決算ですが、
売上高は前年の半分以下で53.3%減の1316億円でした。
多くの店舗で臨時休業や営業縮小を行ったことが、
大きく影響したようです。
純損益は305億円の赤字ということです。
高島屋や、大丸松坂屋を傘下に持つ
J.フロントリテイリングも赤字転落ということで、
生活必需品を取り扱う、食品スーパーや
ドラッグストアなどと違って、
不要不急に分類されて休業せざるを得なかったり、
前年まで盛り上がっていた外国人観光客による
インバウンド需要も当面の間は期待できず、
業界丸ごと苦境に陥っている印象を受けます。
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3BBRXJ+G23X6A+OFG+6JJXT)
安くておいしいあのお店も
![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2020/08/syokuji_gyudon_man.png)
エキサイトニュース マック好調の影で吉野家は「大量閉店」、明暗分けたテイクアウト営業
https://www.excite.co.jp/news/article/Asageibiz_18940/
大手外食企業も苦戦を強いられています。
全体として外食を控える傾向が強いし、
特に吉野家のように安い客単価で
おいしいランチを提供してくれるお店は
多くのお客さんを回転させないと
すぐに損益分岐点を割ってしまうという
ビジネスモデルの特徴もあり、苦しい時期だと思います。
自分のようなサラリーマンは何十年もお世話になって
きたので、何とか応援していきたいと思いますが。
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BBRXJ+G23X6A+OFG+61JSH)
コロナ禍で勢いを増すあの企業
そんな中、あの企業の業績が発表されました。
日本経済新聞 Amazonの4~6月、純利益が倍増 ネット通販好調
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62123460R30C20A7000000/
コロナで実力を発揮できずに低迷する企業があれば、
こちら、米国アマゾンドットコムは、
コロナで成長を加速させ、四半期最高の売上高と、
過去最高益を更新しています。
従業員に臨時ボーナスまで出たそうですね。
アマゾンではありとあらゆるものが購入できるので、
ネット通販は当然伸びていますし、
AWSなどのクラウドコンピューティング事業も、
在宅勤務が広がる中で、需要を伸ばしています。
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3BBRXJ+G23X6A+OFG+6GZCH)
コロナ禍での消費活動の変化
![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2020/08/usa-1960922_640-1.jpg)
「GAFA」とよばれる米国IT企業4社の内、
Google持ち株会社のアルファベットを除き、
アップルも、Facebookも増収増益だったようです。
いずれも、スマートフォンの普及と、
コロナ禍での巣ごもり消費の恩恵を受け
業績を伸ばしているのだと思われます。
ショッピングの仕方が変わった
WITHコロナの時代の中では、
「三密」を避ける生活は一過性のものでなく、
しばらく習慣になっていく可能性がありますし、
インバウンドも、つい1年前のような
活況に戻るまでには、相当な時間が
かかる可能性も覚悟した方がいいと思います。
コロナ禍で変わった人々の意識や、
消費行動に注目し、その中でも
通用するビジネスモデルへと変化することが
問われているのかも知れません。
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まとめ
このコロナ禍で報道される企業の業績について、
明暗がくっきり分かれています。
生活必需品をあまり扱っていない百貨店は
営業自粛せざるを得ず、業績を半減させてしまい、
大手外食産業も、外食自体が減ったことや、
ソーシャルディスタンスなどで満席にすることができず、
大量閉店に追い込まれています。
そんな中、米国IT企業の「GAFA」の
四半期決算が発表され、アマゾンドットコムは
過去最高益更新、アップルやFacebookも
好成績を残しています。
スマートフォンの普及、巣ごもり消費で、
ショッピングの形態も変わり、
WITHコロナの時代に相性が良いかどうかで、
業績の良し悪しがが真っ二つに分かれたような印象を受けます。
コロナの影響がいつまで続くかは分かりませんし、
コロナが収束し、グローバルな人の動きが戻り
活発化すれば、また新たなウイルス感染のリスクが
定期的にやってくるのかも知れません。
あらゆる産業で、自分達のビジネスモデルを
見直すタイミングに差し掛かっているのだと捉え、
新しい時代に対応していく必要があると思います。
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BBRXJ+G23X6A+OFG+6C9LD)