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新時代のオムニチャネル

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米国のEC化率を押し上げたもの

Eコマースの進化により、米国のリアル店舗の多くが、

アマゾンを中心としたネット通販に大きくシェアを奪われ、

「アマゾンエフェクト」とも言われる大きな影響を受けました。

中でも最も大きな影響を受け、苦境に立たされた

米国最大の小売店、ウォルマートでしたが、

ここへきてEC化率の向上に成功し、復活、

業績を上向きにしているということです。

日経ビジネス 「時代遅れ」から復活したウォルマート 店舗×デジタルで攻勢

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/special/00330/

その成功要因を見てみましょう。

まず一つ目が、「BOPIS」の取組みです。

「BOPIS」とは

BOPISとは、「Buy Online Pick-up In Store」

の頭文字を取った略称で、要するに

インターネット上で注文した商品を、

リアル店舗で受け取る購入方法となります。

これは、購入者側にも、販売者側にとっても、

自由度が広がり、効率的で、

ネット通販でよく問題になる

不在時の再配達や、置き配の盗難などが

避けられ、非常に便利になっています。

これが好評で、ウォルマートでは、受け渡しカウンターでは

対処しきれなくなり、専用ロッカーを設置したようです。

これがまたコロナ禍で、他者との接触を避けられる

というメリットが出てきて、さらに好評なようです。

ウォルマートのもう一つの施策

ウォルマートのEC化への施策はまだあります。

「ウォルマートプラス」という新サービスです。

これはサブスクリプション(定額課金)の

サービスで、会費は年間98ドル、または月間12.95ドルで、

インターネットで購入した商品の宅配サービスを

配送料無料で何度でも利用できるというものです。

会費が、米国アマゾンの「アマゾンプライム」よりも

ギリギリで安く設定されており、

思いきりアマゾンを意識してやっていますね。

それだけでなく、店舗に併設されたガソリンスタンドで

給油が割引される特典もついているようです。

このように、ネットやリアル店舗など

複数のあるゆる流通経路(チャネル)を使って

お客様に商品を届ける、というアプローチを

「オムニチャネル」といいます。

全国各地に無数にある店舗網を活用して、

購入商品を受け取りに行ったり、配達してもらったり、

ユーザーと販売者の双方の利便性が高まるものです。

もはや物流の時間感覚は驚くほどに早くなっていますね。

欲しいものをスマホでポチってから翌日に手元に届く

なんていうことには慣れてしまっています。

一週間とか待たされるのは

とても待ってられない感覚になっていますね。

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日本のオムニチャネル

米国ではうまく活用されてきている

「オムニチャネル」ですが、日本では

どうでしょうか?

少し前に世間を賑わせていたのが、

セブンアンドアイHDの「オムニセブン」ではないでしょうか。

日本最多のコンビニエンスストア店舗数を誇る

セブンイレブンの店舗網を活用して、

ロフトやイトーヨーカドーなどセブン&アイグループを

中心とした店の商品を購入することができるサービスです。

オムニセブンについては、先のウォルマートのように

大きくEC化率を上げるような成果は

まだ発揮できておらず、最近はあまり

目にする機会がないように思われます。

そんな中で、セブンイレブンジャパンが新しい取組を

発表しています。

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セブンイレブンのコンビニ宅配

日本経済新聞 セブン、コンビニ宅配1000店規模

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63656770Q0A910C2MM8000/

セブンイレブンが、セイノーホールディングスと組んで、

コンビニ宅配をスタートさせたということで、

今年中に100店舗展開、来年中に1000店舗展開へと

サービス拡大を計画しているということです。

3千円以上購入で配達料無料ということですが、

コンビニで3千円以上購入しようと思ったら、

結構大変です。

家族分をまとめて頼んだり、一週間分をまとめて

注文するということであれば、いいかもしれません。

しかし、そうやって計画的にまとめて

注文しようとした時に、実はコンビニは

価格競争力の面で、ドラッグストアやスーパーで

同じものがもっと安く購入できたりします。

コンビニの強みとは

コンビニは、例えば

駅から自宅やオフィスまで歩く道のりに

パッと立ち寄れるところにお店がある、

という立地にこそ強みがあるので、

ネットで商品を選ぼうとした時に、

冷静になって考えると、

配達してくれるなら、アイスやビールはスーパーの方が安いとか、

日用品はドラッグストアのが安いとか

消耗品ならアマゾンでまとめ買いした方がいいとか、

色々な比較検討をしたくなってしまいます。

そのあたりが、課題になるのではないかと思います。

高くても買ってもらう方法を

500mくらい歩けば近くにあるコンビニに

送料を払ってまで配達してもらうか、

または3千円以上まとめて購入するメリットがあるか、

という部分です。

勝機があるとすれば、

例えばローソンの「からあげクン」のような

ヒット商品があって、今すぐにどうしても

からあげクンが食べたい、というような需要を

喚起していくことかもしれません。

セブンイレブンにも、セブンにしかない、

プライベートブランド商品がたくさんあります。

これらを強化していき、高い値段を払ってでも

今すぐ食べたい、というところにもっていくことが

コンビニ宅配の盛り上がりにとって、

重要になるのではないかと思います。

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まとめ

新時代のオムニチャネルについて

ニュースを取り上げ、考察してみました。

米国のEC化率を押し上げたウォルマートの復活の施策

BOPISとは?

ウォルマートプラスとは?

それに対して日本のオムニチャネルの現状を

日本を代表する小売店、セブンイレブンのコンビニ配達

から考えてみました。

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