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酒税改正
お酒の値段が10月1日から変わること、
ご存知でしょうか?
簡単に言ってしまうと、
今まで税率が高かったものが下がり、
税率が低かったものが上がるというものです。
詳しく見てみましょう。
ビール系飲料について
![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2020/09/酒税改正ビール系飲料2020年10月~.jpg)
ビール系飲料では、今まで税率の高かった
ビールの税率が下がり、第三のビールというか
新ジャンルが値上がりとなります。
自分はあまり味にこだわらず、量をたくさん飲む
ので、新ジャンルでお世話になってますが、
これは地味に家計に響いてきそうです。
醸造酒
![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2020/09/酒税改正醸造酒2020年10月~.jpg)
醸造酒では、日本酒が値下げして、
ワインが値上げとなっています。
まあ、1リットルあたりで約10円の上がり下がりであれば、
それほど影響ないような気がします。
![](http://image.moshimo.com/af-img/2057/000000035047.jpg)
酒税改正はこれで終わりではない
今回の酒税改正は段階的なもので、
この10月1日からの分と、
3年後の2023年と、6年後の2026年にも改正が
段階的に行われます。
最終的にどうなっていくのか?
![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2020/09/財務相 消費課税 酒税改革 ビール系飲料.jpg)
財務省のホームページ資料によりますと、
税率の高いビールは税率が下がり、
税率の低い新ジャンルは税率が上がり、そして
上記のように、新ジャンルは2023年に発泡酒に取り込まれ、
2026年には、ビールも発泡酒も同じ税率になって、
ビール系飲料の税率一本化が予定されているようです。
![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2020/09/財務相 消費課税 酒税改革 清酒・果実酒.jpg)
そして、清酒(日本酒)と果実酒(ワイン)についても、
上記のように、日本酒の税率が下がり、ワインの税率が上がり、
2023年10月には税率が同じになるようです。
また、上記以外の、チューハイやウイスキー類は、
今年の酒税改正では据え置きですが、
2026年の改正時に税率アップとなるようです。
新ジャンルのビールに大きな負担が
乗ってくるので、個人的にはちょっと複雑ですが、
まあ、シンプルに分かりやすくなりますし、
確かに公平性が保たれるのかもしれません。
しかし、こうなるとビールと発泡酒を
分けておく必要があるのか?
という疑問がわいてきます。
わが家の定番ビールがどう変わっていくのか
興味深く注目していきたいです。
![](http://image.moshimo.com/af-img/2057/000000035048.jpg)
ただ、あまり増税前の駆け込み購入は
自分はやりたくないですね。
自分の場合、お酒に限っては、家のストックが増えると、
飲む量も増えてしまうので、結果として全然
お買い得にならないので。。。
酒税改正の背景
財務省資料の中では、税率の格差が、
商品開発や、販売数量に影響を与えている状況を
あらため、税負担の公平性を保つという目的で
酒税改正が行われると書かれています。
それでも、酒税収入自体が年々減っているという
事実があります。
![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2020/09/酒類の課税数量と課税額の推移(財務相HPより).jpg)
これはやはり、若者の飲酒離れとか、
一人あたりの飲酒量が年々減ってきている
ということなのでしょう。
日本の国税収入のおよそ2%が酒税収入となり、
その酒税収入の約65%が、ビール、発泡酒、リキュール
となっています。
![](http://image.moshimo.com/af-img/2057/000000035049.jpg)
日本のビールは税率が高すぎる
![](https://yu16san.com/wp-content/uploads/2020/09/taxes-646512_640.jpg)
するとやはりビール系飲料の酒税がメインと
なってきますが、アルコール度数単位でみると、
ビール系飲料の酒税率が突出して高く、
さらに、諸外国と比較しても日本のビールの
酒税はとても高いものとなっているようなので、
ビールメーカーなどはそういった不公平性を
訴えています。
ビール・発泡酒・新ジャンル商品の酒税に関する要望書 ビール酒造組合
今までビールの値上げがあるたびに、
工夫して、抜け道を探し、ビールと
異なる原材料配分や製法で、ビールとほぼ同じ味の
いわゆる第2、第3のビール飲料を生み出してきた
各酒造メーカーさんの努力には感謝しかありません。
政府にもお願いしたいのが、必ずしも売れてるジャンルの税率を
上げるばかりではなく、税率を下げて販売促進するとか、
トータルの酒税収入が増えれば良いのであって、
販売数が伸びて、それでいてメーカー側の納得感が得られるような
上手な税率の組合せを調整してもらいたいところです。
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まとめ
この10月から変わることとして、
酒税改正を取り上げてみました。
税率の高いものを下げ、低いものを上げ、
段階的に調整していく改正の一回目となります。
ビール系飲料は将来的にビールも発泡酒も
税率が同じに調整されていきますが、
今回の改正では、ビールの税率が下がり、
第三のビールが上がります。
そして日本酒の税率が下がり、ワインが上がります。
酒税改正の背景には、バラバラな税率による
商品開発や販売数量への影響をなくし、
公平な税負担にしていくことを目的にしているようですが、
酒税収入は年々減少しており、
ビールメーカーからは不公平性の訴えも
まだ上がっています。
このような課題を解決する、公平で
効果的な税率を模索していってもらいたいです。
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