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家族、くらし

米大統領選の経過は?

投稿日:

注目の米大統領選について、もうバイデン氏勝利で

全て丸く収まったというムードではありますが、

選挙人による投票はまだ行われていません。

投票行動の出口調査の結果から見えてくる

米国民の分断とは?

そして選挙人制度にも限界がきているという

指摘もある中で、今後の選挙はどうなっていくのか?

取り上げてみました。

米大統領選の属性別投票行動

トランプ氏の支持者とバイデン氏の支持者に

ついて、人種や、その属性を調べた

出口調査の結果が非常に興味深いものでした。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201104/k10012694231000.html

NHK 【全米出口調査】何を重視? 人種・年齢などによる支持傾向は

トランプ氏に投票した人が重視する項目として、

圧倒的に「経済」を重要視しています。

そして、バイデン氏に投票した人が重視する項目

としては、「人種間の不平等問題」や、

「新型コロナウイルス対策」を重要視しています。

また、男女別でみると、

男性はトランプ氏支持が49%、バイデン氏支持が48%と

わずか1%だけトランプ氏の支持が多く、

女性はバイデン氏支持が56%、トランプ氏支持は43%と

バイデン氏が13%多かったようです。

年齢層で見ると、

トランプ氏は比較的高齢者の層から支持が多く

バイデン氏は若い層からの支持が多かったようです。

そして、人種のるつぼといわれるアメリカの

人種別の投票行動を見てみると、

白人はトランプ氏の支持が多く、

ヒスパニック系や黒人はバイデン氏支持が多いようです。

特に黒人はバイデン氏支持が87%、トランプ氏12%と

圧倒的な差がついており、バイデン氏への

支持というより、トランプへの反発、

先の人種差別問題への対応について、

トランプ政権にかなりの反発がある

ように思われます。

また、新型コロナウイルスについて重視している人は

バイデン氏への支持が多く、

重視していない人はトランプ氏支持が多かったようです。

今回の投票は、新型コロナウイルスの影響で

投票所に行かず、郵便投票を含む期日前投票が多かった

ようで、その影響がこういった出口調査の結果の信頼性を

揺るがすという見方もあるようです。

また、郵便投票を選択する人については、

新型コロナウイルスを重視している可能性があり、

バイデン氏支持が多かったのかもしれません。

このように、今回の投票行動は大きな枠組みで見ると

人種や属性別の考え方や、新型コロナウイルスへの

考え方が投票行動に直結しているように見受けられ、

アメリカ全体が真っ二つに分断されているようにも思えます。

トランプ氏は郵便投票の不正を訴え

トランプ氏は敗北が濃厚となりながらも、敗北宣言をせずに

なかなか大統領の引継ぎ業務に移れない状況ですが、

トランプ氏は各地で不正選挙を主張する訴訟を

起こしています。そのほとんどが却下されているようで、

不正を裏付けられるような証拠の提出も不十分なようです。

このあと、選挙人の投票が12月14日に行われます。

12月8日までにそれぞれの州は、投票結果を

確定させなければなりません。

もし万が一投票結果を確定できなければ

連邦議会で決めることになり、その場合

トランプ氏の逆転の可能性も出てくるので、

トランプ氏としては、何とかして投票結果の

確定をさせないように抵抗して、舞台を

連邦議会へ移そうとしているということでしょうか。

トランプ氏の反論

トランプ氏は得意のツイッターで、

バイデン氏に集まった票の全てが不法でなく

正当に獲得された票であることを証明しろ

などと反論を繰り返しています。

逆に、今回の投票に不正があったという

トランプ氏の主張も証明できていないから、

各州への訴えが却下されているのではなかったのでしょうか。

ここまで来てしまうと、もう

トランプ氏の逆転勝利の可能性はほとんど

残されていないように感じますが、

あるいは、4年後の2024年の大統領選

で、再び返り咲くことを想定して

トランプ氏の支持者へ最後までメッセージを

送り続けているのかもしれません。

選挙人による投票制度の見直しへ

そもそもこの選挙人制度は

アメリカ合衆国憲法が制定された

1787年に導入された大変古い制度だそうです。

200年以上前ですから、その時代に全米の

広大な国土で、全国民を対象にした直接選挙は

物理的に不可能であったために、当時は

それぞれの地域で選ばれ、間接的に託された選挙人が

大統領を選ぶというこの方法が最善だったわけです。

しかしインターネットも、スマートフォンも

普及した時代にはもはや限界にきているという

意見が多いようです。

選挙人制度廃止に向けた動きも活発になっており、

いずれにせよ、トランプ氏が主張するような、

不正が入る余地のない正当な投票が確保され、

誰が見ても不公平のない仕組みへと、

あらためていく必要があるのだと思います。

あと1ヶ月以上はトランプ大統領

選挙後、まだ任期の残っているトランプ政権は

いわゆるレームダック化(死に体)した状態になると

言われているものの、

忠誠を誓わないと判断した

エスパー国防長官を解任するなど

国政運営の不安定化が懸念されています。

米国の核ミサイルのボタンなど、

いまだに世界的な影響力を持ったまま

1月20日までの2か月弱の任期を過ごすわけで、

スムーズに次期政権に移行できるのか

どうか、やけを起こさないで正々堂々と

結果を受け止めてもらえるように願いながら、

まだしばらく注目していきたいと思います。

まとめ

米大統領選の出口調査から

トランプ氏支持者とバイデン氏支持者の

属性別の投票行動の特徴がはっきり見えてきました。

まだ敗北宣言もしていないトランプ氏は

郵便投票の不正を訴え、何とか投票結果の

確定を遅らせようと抵抗しているようですが、

その訴えのほとんどが却下されています。

この悪あがきは、もしかすると4年後の

大統領選に再び返り咲くためのメッセージ

なのでしょうか?

そもそも1787年に導入されたこの選挙人制度

による投票方法についても、限界がきており、

不正の入る余地のない、新しい時代のものへと

見直していこうという声が増えているようです。

そしてまだ、現時点での大統領は

トランプ氏であり、世界で一番強力な

権力者として、2か月弱の任期が残っています。

その間の動向についても注目していきたいと思います。

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