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日本が現状維持してしまう理由

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戦後3番目に低い投票率

10月31日の衆議院議員選挙について、

タレントが「投票に行こう!」と呼び掛けたり

ネット上など盛り上がっていたように感じていましたが、

終わってみれば、大した投票率でもなかったようです。

投票率は全体で55.93%ということで、戦後3番目に低い

投票率だったようで、やはり選挙、政治への関心が

薄くなっている傾向になかなか歯止めがかからない

ということでしょうか。

報道の中には、若い世代が投票に行かないと

若い世代の金銭的な負担が増えるという仮説を

具体的な金額で出している記事がありました。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_61693045e4b06573572c2330

HUFFPOST 若い世代の投票率が1%下がると、年間7万8000円損をする?私たちが選挙に行くべき理由を考えてみた。

上記記事によると、若い世代の投票率が

1%下がると、若者一人当たり年間7万8千円の損失に

なると、算出しています。

今まで、49歳以下の若い世代の投票率が

どんどん下がり続け、50歳以上の高齢世代の投票率

との差が年々開いており、さらに、その間に国債の

新規発行額も増え続けています。 そうなると、

選挙で選ばれた政治家の政策にも大きな影響があり、

例えば投票率の低い若者の雇用問題や子育て支援よりも、

投票率の高い高齢者の医療や年金問題を優先される

ことにつながっているという、いわゆる世代間の格差

の問題に警鐘を鳴らす意味での試算のようです。

こんな風に具体的な金額で示されれば、

それは投票に行った方がいいと思う人が増えると

思うのですが、こういう情報自体が、私のような

おじさんには届いても、投票率の低い若者には

届いていないというのが、問題なのでしょう。

若者の投票率

今回、18歳と19歳の未成年者の投票率は43.01%だそうです。

内訳は、18歳の投票率は51.14%で、

19歳の投票率は35.04%だそうで、1歳の違いだけなのに

その投票率には結構大きな差があります。

やはり18歳の初めての選挙は、どんなものか

興味本位で体験してみたいと行くのでしょうが、

19歳になると、一度経験済みだからもういいや、

となってしまうのでしょうか。

確かに「その一票が日本を変える」というのは

言い過ぎで、そこまで簡単に国の方針が変わってしまって

も軽はずみ過ぎてしまうと思いますが、

だからといって、投票しても意味が無いとは思いません。

せめて、投票に行こうと思えば、各党の政策をざっと

読んでみようとか、少しずつでも関心を高めて

いくことが出来るかもしれません。

若者の投票率を上げていかないと、この投票率の

世代間の格差がさらに開いてしまいます。

そうなるとますます、年金を受給するお年寄りには

とても住みやすい国に向かい、裏を返せば、年金を負担して

支える現役世代は、重い負担に多くの人が疲弊してしまうのかも知れません。

結果としてお年寄りを支える現役世代の力をそいでしまう

のではないかと心配になります。

もちろんお年寄りは大切にしなければならないですし、

高齢者に関わる問題も、解決を必要とするものが

たくさんあると思います。

しかし、それはあくまでも全ての世代にとっての

問題と同等に扱われるべきであり、投票率の高さ

から、そこだけに過剰な厚遇が集中し過ぎてしまい、

投票率の低い若者が冷遇されてしまうといった

ことは避けなければなりません。

今のそのような流れを変えるためには、

やはり若者の投票率を上げることが、政治家にとっては

最も大きなインパクトになるのではないでしょうか。

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世界に置いてきぼりをくらう、日本の平均賃金

世界でも最も勤勉であり、まじめに働いている

と言われている日本人が、先進国の中で給料が

全然増えておらず、世界から置いてきぼりをくらっている

ということが、最近よく報道されています。

アメリカやドイツよりも賃金が低いのは、まあそうだろう

と思いますが、いつの間にかお隣の韓国にも追い抜かれて

いたことは、反響を呼びとても話題になりました。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2103/09/news052.html

ITmediaオンライン 「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか

上記記事では、日本人の勤勉さの副作用で、

ハンコ文化のように、従来から続けてきた仕事の

やり方を、粛々とまじめにやり続けるという意味で、

いまだに無駄が多く、他の先進国と比べてもなかなか

生産性が上がらないことが指摘されていますが、

和を重要視して、まわりの人と協力しながら、

安定したパフォーマンスをあげることができる

一方で、ちょっといつもと違うことが起こると

変化への対応力や、大胆な発想、イノベーション

といった部分は苦手で、そして、多数決になると、

何となく今までと変わらない、変化の少ない方を選んでしまう

というのが日本人の特徴なのだろうと思います。

そのことが、日本人をじわじわと貧しくしているのでは

ないかと指摘しているのが上記記事です。

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大きな変革が進まない日本

例えば、中国ではアリペイやウィーチャットペイの

ようなキャッシュレス決済、スマホ決済が近年圧倒的な

スピード感で進化しています。 

その中で、いまだに日本の銀行は、窓口でお年寄りの

持ってきた通帳に記帳してあげたり、

記帳し終えたら新しい通帳をと、手取り足取りの

業務に人員やコストをかけています。

はたまた、キャッシュレス化が世界中で言われている中で

財務省からは、この期に及んで新しい5百円玉硬貨を発行したり、

さらに新札の準備を進めています。

紙幣を偽造されないための、きめ細かな仕掛けと、

その印刷の技術力を誇らしげに喧伝しています。

ことほど左様に、スマホの登場やデジタル化で、

既存のビジネスモデルが根底から引っくり返されてしまう

という時代に、日本では、今までの仕事の延長線上から

外れることなく、自分のカテゴリーの範囲内だけで

勤勉に努力を積み重ねていくというやり方から

抜け出せていません。 それで何も間違っていないのでは

ないかと思う人もいるかもしれませんが、確かに

かつては、その方法で「経済大国日本」、「JAPAN as No.1」

と言われていましたが、今は先進国で唯一平均賃金が20年以上

横ばいで、後ろからきた韓国にも追い越されることとなり、

かつての栄光の時代とは、全く異なる時代になっている

ということに気が付かなければなりません。

まじめに努力を重ねていても、その努力の方向性が

間違っていれば、やはり空回りしてしまうということです。

何もないからこそ、新しいものが生まれる

現に、中国でキャッシュレス決済、スマホ決済が

普及した理由は、日本と違って、偽札問題などで

現金に信頼性が無かったり、クレジットカード決済が

なかなか普及していなかったことから、

リープフロッグ(カエル跳び)と言われるように、

それらの進化の過程を全部スキップして、

逆に大幅なステップアップが可能となり、

スマホ決済を、一気に進めることができたと言われています。

日本は現金の信頼性が高く、銀行も全国津々浦々まで

不便なくありますし、今までの決済方法は

とてもうまくいっており、何も不満がありませんでした。

そのことが逆に、新しい方向への進化を遅らせたということも言えます。

急に銀行窓口をやめて、スマホ決済に特化するような、

高齢者を置いてきぼりにするようなことは、もはや

日本のメガバンクにはなかなかできないでしょう。

日本にはそういった、過去の成功体験があるからこそ

その方向性を変えるのが難しいというジレンマがあります。

似たようなことが、今後自動車業界をめぐるEV化の

流れにも当てはまると思います。

世界で進むカーボンニュートラルの流れの中で、

今後、CO2を多く排出する内燃機関のエンジンは

淘汰され、EV(電気自動車)しか生産できなくなる時代がやってきます。

そうなると、内燃機関のエンジンと、EVのモーターでは

それを支える部品は全く変わり、今までの自動車生産の

延長線上には無い、新たな技術や部品が、従来のものに

取って代わって必要となり、それをつくるプレイヤーも

劇的に変わる可能性があり、そういった動きはもうすでにあらわれてます。

このように、激動の時代、変化の時代には

昨日までと同じことをコツコツとまじめにやり続ける

勤勉さには、もう限界が来ているということに早く気が付かなければなりません。

お隣の韓国の場合

先の記事では、日本の平均給与を追い越した

お隣の韓国ですが、経済優先の政策の代償なのか、

まだ年金制度の歴史が浅いことからなのか、

高齢者が受け取れる年金が非常に少なく、

高齢者の貧困率が先進国でも最悪になっているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/496ad13e7225089455fd21c6c058a151b539e6fd?page=1

現代ビジネス 韓国の「高齢者の貧困率」が、先進国で最悪になっている「深い理由」

かつて1997年の通貨危機を経験し、

IMF(国際通貨基金)からの支援を受けたり

といった国家の危機が、韓国を襲いました。

そのような大きな危機に瀕したことで、

世界に打って出ないと食べていけないという

危機感が、韓国の人々の心にに植え付けられたのか、

その後のサムスンやLGのような、世界的な企業が

躍進し、経済的に見事な復活をとげました。

その韓国ですが、同時に高齢者の貧困という問題を抱えています。

韓国の場合、現役世代が稼ぎを増やしていく方向にあるので、

そこから高齢者の貧困問題を解決する源泉が得られれば

まだ打開策が見つかるのではないかと思いますが、

日本と韓国の中間くらいの、現役世代が大いに稼ぐ力を

つけていき、その上で高齢者にも十分な支援ができるといった

バランスの取れた国家の運営をしてもらえたら

素晴らしいと思います。

まとめ

衆議院議員選挙も相変わらず低い投票率に終わり、

若者の投票率の低さと、高齢者の投票率との差が拡大

していることが問題視されています。

投票率に偏りが出てしまうことで、税金の使い方にも

偏りが出てしまうことは避けなければなりません。

また先進国の中で日本だけが平均賃金が伸びずに、

他国から差をつけられている原因が、日本人の

勤勉さにあるという指摘があります。

今までと変わらずコツコツ努力を続けることは得意な

日本人ですが、変化に対応したり、変革を起こすことが苦手

という面もあり、これからの激動の変化の時代は、

無意識に変化を嫌う傾向が自分の染色体に刷り込まれて

いるかもしれないということを強く意識して、

変化を受入れ、新しいことにチャレンジしていかなければ、

ならないのだろうと思います。


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