日経MJ 2022年上半期ヒット商品番付
いつも楽しみにヒット商品を
学ばせてもらっている、日経MJの
2022年度の上半期ヒット商品番付が
発表されました。
中にはヒットしていたことさえも
知らなかったというものもあったりしますが、
そこは後からフォローアップしておいて、
さもずっと前から知っていた顔で
まわりに説明してあげましょう。
横綱 「値上消費」&「リベンジ旅行」
値上消費
まずは、横綱から見ていきます。
値上消費は、書いてあるのと逆の意味で、
あらゆる分野の商品が値上げに
なっている中で、「お値段そのまま」
「価格据え置き」といった、
「値上げをしない商品」が、
消費者の支持を得ているということです。
あらゆる原材料価格や、燃料価格が
上がっていますが、企業は安易に
消費者価格に転嫁してしまうと、
とんでもない拒否反応にあうことが予想され、
なかなか値上に踏み切れない部分もあります。
かといって、値上げしないと赤字に
なってしまう企業は値上げせざるを得ず、
企業は値上げをしてもしなくても、
どちらを選んでも厳しい状況です。
そんな中で、値段が安くて品質も
満足レベルという商品は、より際立って売れているようです。
大手小売店などののプライベートブランド商品
(PB)を中心に、そのような商品が消費者の
支持を集めているということです。
はっきり言って我が家でも大変お世話に
なっていますが、これが日本の
ヒット商品の横綱だと言われてしまうと
、ちょっと寂しい気がします。
リベンジ旅行
そして、コロナ禍で長い間我慢を強いられた
観光業界にとって、「リベンジ旅行」
とも言われる熱気が戻ってきました。
まずは日本人の国内旅行から
はじまり、インバウンドの外国人観光客
の受け入れも、限定的ではありますが
再開が始まっています。
https://www.fnn.jp/articles/-/366312
FNNプライムオンライン
「観光魅力度ランキング」で日本が初の世界1位 なぜコロナ禍でも高評価?3つの理由と残る課題
アフターコロナでの世界の観光地を選ぶ時、
人が集中して密集しないように、ある程度
観光客が分散してあった方が好ましく、
そういう意味では日本は交通インフラが
国中にバランスよく整っているという
こともあり、上記の観光魅力度ランキングでは、
日本が世界一位に輝いています。
もしかすると、コロナ禍で世界各国と
比べても極端に感染者数が少なかった
ことも、日本の清潔さ、マスクなどの
周りへの配慮などの面で、外国人から
安心感を得ているのかもしれません。
コロナ前には年間約3000万人の
訪日外国人観光客数まで伸ばしてきて、
コロナ禍で、それが途絶えてしまいましたが、
今後の日本の観光産業の復活に注目です。
大関 「ノンアル生活」&「メタバース」
ノンアル生活
次に大関の番付をみていきます。
コロナ禍で会社の飲み会も減り、
習慣的にお酒は飲んでいたけれど、
あえてお酒を飲まない生活スタイル
を選択する人が増えているようです。
そして、ノンアルコールのビールなど、
ノンアル生活を支えるドリンクも
選択肢がどんどん増えて、それを後押ししています。
コロナ禍も2年以上経過し、一人では
飲まないという人は飲まない習慣が定着
したでしょうし、一人で飲み続けるのも
そろそろ飽きてきたということでしょうか。
もう一つ、アルコールは合法ではありますが、
依存症など中毒性もあり、摂取量によっては
身体に害を及ぼす、「薬物」という考え方もあります。
テレビを良く観ていると夕方6時以降は
ビールなどのお酒のCMがとても増えて、
おじさん世代は、それにつられてしまいます。
そして、ビールのCMには、その時代の
人気トップレベルのタレントや俳優が
選ばれ、その力の入れようが分かります。
言わば、テレビにとってビールメーカーは
最重要スポンサーの一つということもできます。
しかし、若者のテレビ離れがよく話題になりますが、
こういったCMをあまり目にしないで過ごしてきた
世代が、ビールなどのお酒をそれほど
飲みたいと思わないことは、テレビを見ない
ことと、全く無関係とは思えません。
メタバース
メタバースとはインターネット上の
仮想空間であり、フェイスブック社が
社名を「メタ」に変えたりして、
にわかに注目を集めています。
web3.0とか、NFTとかとセットで語られる
ことも多く、バズワードのようになっています。
そのような分野に疎いおじさんから
すると、何やらでっかいゴーグルを
して、画面の中でアバターのような
自分の姿を手に入れて、知らない人と
交流したり、旅行に行ったような体験
ができたり、洋服やアクセサリーを購入
して、仮想空間上で身に付けたり、
仮想空間上での不動産の取引があったり、
そこで使える仮想通貨を稼いだり、
使ったりできる空間というイメージで、
今はまだ、報道などで見た感じは、
動きとかちょっとぎこちない感じが
しているのですが、これからは、
どんどんリアリティーが増していき、
現実と区別がつかない位の世界観を
提供してもらえるのでしょうか。
ユーチューバーのように、メタバースの
世界の中だけで生活費を稼いだりする、
人々の新たな居場所になっていくのでしょうか。
今は全く接点がなく、期待値は高いですが、
今の自分事としてはまだ考えられない状況です。
ディズニー・プレミアムアクセス
あとは、気になるヒット商品を
ランダムに取り上げたいと思います。
ディズニーランド、ディズニーシーの
一部のアトラクションで使える、待たずに
時間指定で利用できる有料サービスです。
東京ディズニーリゾート・アプリから
1人1アトラクション1回2000円
という絶妙な価格設定で購入できます。
3歳以内は親のチケットで同行
できますが、4歳以上は2000円かかります。
家族4人で1回買ったら8000円となると、
我が家では却下かも。。。
まあ、みんながみんな、利用できる
ような料金設定にしてしまったら
優位なサービスとして成立しなくなって
しまいますから、スマホアプリを使った
このような便利なサービスはどんどん
最適化されていくという気がしますね。
睡眠の質を向上するコーヒー?【カフェサプリ GABA】Milesマイルズ
スマホアプリの「マイルズ」は、
移動することでマイルが貯まり、
貯まったマイルを割引クーポンに交換したり、
買い物に使ったりできる、ポイント活動が
できるアプリです。
徒歩だけでなく、自転車や車、バス、
電車、飛行機などすべての移動で
マイルが貯まることが特徴です。
スマホの位置情報を常にONにしておく
必要がありますが、ランニングや徒歩だと
ポイントが高いので、健康管理に
役立てながら、ポイントでちょっとお得な
ことがある、ということなら、興味深いです。
https://play.google.com/store/apps/details?id=connectiq.miles.app&hl=ja&gl=US
Google Play Miles
APP Store Miles
ちなみに、去年のヒット商品について、
当ブログで取り上げています。
まとめ
2022年上半期ヒット商品番付を
取り上げてみました。
コロナが収束に向かい、経済に熱気を
取り戻そうという中で、原材料や
燃料の高騰、そして円安など
消費者の財布のひもはなかなか
ゆるめさせてもらえません。
そんな中で、生活の無駄をなくし、
健康を意識するような、ノンアル生活や
スマホアプリの「Miles」、
お金を追加してでも遊びの効率を上げるような
ディズニー・プレミアムアクセスなど、
日常の中で当たり前にあった無駄なことを
辞められないか?とか、逆に今までは価値を
感じることもなかったような、移動距離のような
ものをテクノロジーで計測することで
新たな価値をつけるなど、数年前には
想像もできなかった新しい価値観が生まれています。
ただし、個人的にはどれもこじんまりしていて
ちょっと面白くないという気もします。
世の中、コロナや戦争で緊張状態が
続いているせいでしょうか。
そういった、心理的に重くのしかかっている
ストレスが速く解決してくれることを祈ります。
もっと、無駄なこととか、だらしないことが
ヒットする位の方が、心が豊かになれる
ような気がしたりもします。
今年も折り返し地点を迎えますが、
下半期のヒット商品にも注目していきたいと思います。
【カフェサプリ GABA】