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自民党総裁選

投稿日:

なぜ今、総裁選が行われるのか?

自民党の新しい総裁を決める選挙が9月17日に

告示され、4人の候補が立候補しました。

9月29日に議員投票・開票が行われます。

この選挙で、事実上の次の日本の首相が決まり

ますので、注目を浴びています。

菅首相はまだ、就任してやっと1年が経とうという

時期ですが、なぜ今、総裁選が行われるのでしょうか?

本来、総裁の任期は1期につき3年と決まって

いますが、今回は前任の安倍晋三元首相が任期途中で

辞めたので、その後を継いだ菅首相は、残りの期間までが

任期となるので、この9月30日のタイミングで任期が満了となります。

前回は、安倍前首相の辞任に伴う緊急時だったので、

国会議員と都道府県連だけが投票に参加する

「簡易型」の総裁選挙でしたが、今回は2019年から

2年間党費を納めた党員や党友にも投票権があります。


自民党総裁選 暗闘の歴史 (徳間文庫)

総裁選立候補者は4名

立候補を届け出たのは、河野太郎氏、岸田文雄氏、

高市早苗氏、野田聖子氏の4名となります。

立候補には党所属国会議員20人の推薦人が必要となります。

野田氏は、過去の総裁選で20人の推薦人が集まらず

3度も出馬を断念したことがあるというほど、立候補まで

の道のりだけでも結構高いハードルがあります。

今回は何とか告示前日に20人の確保ができたので、

初めて立候補することができました。

4名は、投開票が行われる29日まで、討論会などでの

政策論戦を含めて、政策を訴えていくことになります。

世論調査などでも、早くからSNSなどで自ら積極的に

発信する力もある河野氏が人気で、一歩リードかという

ムードもありますが、自民党議員に対しても同様に

人気があるのかどうか、そのあたりも見どころになりそうです。

4人の立候補者は、岸田氏が最高齢でも64歳、

河野氏が58歳と最も若く、今までの安倍氏67歳、

菅氏72歳よりは、若返りといえば、若返りになりそうです。

また、4人立候補で、男女半分ずつというのも、

先の、森元首相の女性蔑視発言もそうですが、日本が

男女格差において後進国であり、タリバン政権よりひどい

と揶揄されるほどの課題を少しずつ払拭していくための

兆しになればいいと思います。

以前、日本の男女格差の問題点について取り上げて

いますので、以下の記事もよろしくお願いします。

どうせ、誰がやっても変わらないと思う人が多い

のならば、この際、女性の総裁が選ばれる位のことが

あった方が、世界に与えるインパクトも大きく、

国内の女性登用が進むのではないでしょうか。


岸田ビジョン 分断から協調へ

自民党総裁選の仕組み

総裁選挙は、自民党所属の国会議員による

「議員投票」と、議員以外の自民党員、党友

などによる「党員投票」によって行われます。

「議員投票」は衆議院275人、参議院108人の

合計383人が、一人一票をもちます。

そして、同数の383票を、110万人を超える

有権者による「党員投票」の結果によって、

各候補者に配分されます。

配分方法は、ドント方式というやり方になります。

この投開票の合計で、1位の候補が、有効票数の

過半数を獲得した場合は、その候補が新総裁で

確定しますが、いずれの候補も有効票数の過半数に

達しない場合には、上位2候補による決選投票が行われます。

決選投票の場合は、「議員投票」383票と

「都道府県票」47票で競い合うということになります。


日本を前に進める (PHP新書)

日本の首相と、海外の大統領の違い

上記のように、総裁選は、国会議員のもつ

票の影響力が強い選挙となります。

その国会議員も、我々国民によって選挙で選ばれる

ので、首相も国民が選んだということも

言えなくは無いのですが、米国の大統領選の

盛り上がり方を見ていると、やはり直接国民が

国のトップを決めているという感覚は、日本では

あまり感じにくいのだろうと思います。

去年の米国大統領選について取り上げていますので

以下もよろしくお願いします。

日本のような首相が政治を行う体制を「議院内閣制」、

米国のような大統領が政治を行うのものを「大統領制」と言います。

議院内閣制について

日本の首相(内閣総理大臣)は国会議員から選ばれ、

総理大臣になっても国会議員として、母体は国会にあります。

内閣は国会に連帯して責任を負うことになるので、

国会から独立して行政を執ることはできません。

また、内閣は国会からの信任なしでは存続し得ません。

大統領制について

日本の首相と違い、国会議員からではなく

国民の直接選挙で選ばれます。

大統領は国会に対して信任を得る必要はありませんが、

議会を解散したり法案を提出することは出来ません。

大統領は行政権についてのみ、他から影響されない

強大な権限を有しますが、立法や司法には影響力を持ちません。

それぞれの国民性などに合わせて、

国のリーダーシップのあり方にもそれぞれある

ということが分かります。


簡単解説 今さら聞けないアメリカ大統領選のしくみ

そして総選挙

現在の衆院議員の任期は10月21日までですが、

この総裁選で新しい総裁が決まり、9月末以降の臨時国会で、

新首相が指名され、組閣によって新政権が発足します。

これに新首相の所信表明演説と各党代表質問も含めると、

菅首相が選択肢とした10月5日公示・同17日投開票の

任期満了前の選挙は日程的に無理があり、10月26日公示・

11月7日投開票というのが最有力となっているようですが、

このあたりも、新しい首相が決めていくようです。

現行憲法下で任期満了後の投開票となるのは

初のことになるようです。


美しく、強く、成長する国へ。

まとめ

就任して間もないと感じていた菅首相も、

安倍前首相の任期途中での辞任を引き継いだため、

任期満了の9月末をもって、新しい自民党総裁を決める総裁選が行われます。

候補者4名は、いずれも菅氏、安倍氏よりも若く、

男女2人ずつであり、若返りや、男女格差の問題を

意識したものにも見えます。

9月29日の投開票において、過半数を獲得できれば

その時点で新しい総裁が決定、過半数を誰も獲得

出来なければ、決選投票となります。

昨年末の米国大統領選挙からすれば、議員投票の比重が

重い総裁選は、どこか国民から距離のあるものに

思われがちですが、コロナ禍の国難の時期に、

その重責を担うのが誰になるのかは、私たちの生活に

も大きく関連してくると思うので、注目していきたいと思います。


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