気象と健康

猛暑確実視、地球温暖化に拍車

更新日:

季節予報の更新 6月24日付

気象庁の季節予報が更新されました。

今夏、7~9月の天気の傾向を予報しているものです。

向こう3か月、全国的に気温が高い傾向であり、

降水量は平年並み、というのがざっくりしたところです。

気象庁季節予報6月24日発表 
https://www.jma.go.jp/jp/longfcst/pdf/pdf3/001.pdf

上記の資料で見ると一目瞭然です。

北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の4つのエリアごとの

7月、8月、9月の気温の予測ですが、

5段階に色分けされていますが、全国的に真っ赤ですね。

まず気温が高くなるとみて良さそうです。

特に9月はオールレッドです。

夏休みが明けてからが、暑い。

これはきついですね~。

わが家にも中高生の子供たちがいますが、

コロナ禍で、やっと6月から1学期の登校が徐々に始まり、

夏休みは半減させて、4月、5月の学校閉鎖期間を巻き返して

いこうとしているようです。

子供たちにとっても厳しい夏になりそうです。

「平年並み」の平年って?

ところで、気象庁の季節予報などでよく表現される、

「平年並みの気温」とは何でしょうか?

どうやってもとめているのでしょうか。

じつは、平年並みは30年間の統計的値から求められています。

すなわち、30年間の30個のデータの中から、

11番目~20番目までの10個のデータを

おおよその「平年並み」の範囲としています。

そして、その30年間のデータというのは、

10年間同じデータが使われており、

10年ごとに最新のデータに更新されています。

そして、2011年から2020年の予報においては、

1981年~2010年の30年間のデータからみた「平年並み」が

適用されているのです。

ということは、来年2021年の予報においては、

1991年~2020年までのデータからみた「平年並み」へと

ガラッと更新がされるということです。

そうするとどうなるか?

今まで猛暑になるという予報が出ると、

上記の日本地図が真っ赤に色分けされたように、

平年に比べて気温が高いとはっきり言えたものが、

猛暑が当たり前になってくると、

ちょっとやそっとの気温では、「平年並み」と

表現される可能性があります。

気象庁HP 日本の年平均気温偏差

上記のグラフのように、地球温暖化で、年々気温が上昇傾向にある中で、

「平年並み」の気温のレベルもじわじわと上昇しています。

来年の予報からは、この「平年並み」の基準が更新されるという

ことを、是非覚えておいてください。

シベリアで異常気象 永久凍土が溶ける?

気温の上昇と言えば、気になるニュースがありました。

BBC シベリアで38度を記録か、北極圏で過去最高の可能性 

https://www.bbc.com/japanese/53147673

記事によると、シベリアで気温38℃が認められれば、

北極圏の過去最高記録であり、6月の同地域の平均気温より

18℃も高かったことになります。

極寒の地シベリアがこんなに暑くなっているとは驚きますが、

北極圏では世界平均よりも2倍の速度で温暖化が進んでいるようで、

このことは深刻な事態につながると指摘されています。

それは、かつて永久に凍り続けていた

「永久凍土」が溶けてしまうという事態です。

永久凍土が溶けるとどうなる?

先日、シベリアの火力発電所から大量のディーゼルオイルが漏れだし、

河川を汚染してしまい、その報告が遅れたこともあって

ロシアのプーチン大統領が激怒したあのニュースも

永久凍土が溶けたことが原因と言われています。

永久凍土が溶けるとどうなるか?

二酸化炭素とメタンのような温室効果ガスが放出されます。

これらの温室効果ガスが、さらなる温暖化と、

さらなる永久凍土の融解を引き起こすという悪循環が懸念されます。

そして、さらに恐ろしいのが、永久凍土に封じ込められた

ウイルス、細菌が、再び大気中に放出されることです。

2016年には、炭疽菌に感染したトナカイの死骸が永久凍土の融解により露出し、

他の動物に感染拡大したことに端を発し、

少年一人が亡くなる事態が発生しました。

新型コロナウイルスで世界中が大騒ぎになっていますが、

同じように、我々が今まで経験したことの無い大きなリスクが、

永久凍土の中から溶け出してくるかもしれないのです。

イギリスの気象庁は、2020年が観測史上最も暑い年になる可能性は

五分五分だと推測しているとのことで、

目の前の夏本番にも気をつけていかねばなりません。

コロナ禍で、世界の経済がスローダウンし、

人々の移動も抑制され、国際線の飛行機も大きく減便される中で、

地球温暖化に影響のある温室効果ガスの排出量が大きく減ったと

期待していたのですが、あくまで短期的な出来事であり、

そんなに簡単なものではないということでしょうか。

コロナ禍で、リモートワークなど、人の移動を減らして

経済を動かす仕組がどんどん整ってきています。

環境問題も同様で、人々の英知を結集して、

環境の負荷を減らしながら経済を動かす仕組みを整えていかないと、

もっと言ってしまえば、経済を犠牲にしてでも環境を守らないと、

永久凍土の融解は、地球温暖化を加速してしまい、

人類の想像を超えた事態に悪化してしまえば、間に合わない可能性もあります。

この夏の猛暑に気をつけながら、人間が地球で生活させて

もらっていることをあらためて謙虚に考えていきたいと思います。

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まとめ

気象庁から最新の季節予報が出ました。

7月~9月の3か月はおおむね気温が平年より高めで、

降水量は平年並みということです。

平年並みの平年とは、30年間のデータの真ん中10年分で、

これが、10年ごとに更新され、来年更新のタイミングとなります。

このことで、平年並みの気温のレベルが上がり、

予報の表現のニュアンスが変わってくる可能性があります。

また、シベリアの北極圏で気温38℃というニュースがあり、

永久凍土が溶ける可能性が指摘されています。

永久凍土が溶けると更なる温暖化を招く悪循環を引き起こす

だけでなく、様々なウイルス、細菌が大気に放出される

懸念があります。

この夏の猛暑に気をつけながらも、加速する地球温暖化について

一人一人が出来ることをやっていくべきだと思います。

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